2026/02/27 16:06



美養つや子として note に書いた内容を、ブログにも掲載しています。


洗顔で肌をまっさらな状態に還したら、
いよいよ水分を補う時間です。

でも、ここで大切にしてほしいのは、
教科書通りの「適量」や「回数」ではありません。

必要なのは、
自分の手で、肌の返事を聴くこと。

わたしはそれを、
ただのスキンケアではなく
「手当て」と呼んでいます。

「どれくらいつければいいですか?」

そう聞かれることがあります。

けれど、その答えは
毎日同じではありません。

昨日の寝不足。
今日の風の冷たさ。
今の心の余白。

肌は、そのすべてを
正直に映し出しています。

だからまず、
何も考えずに、
やさしく触れてみてください。

複合糖カスケードが浸透圧を動かし、
水が肌の内側へと
引き込まれていくとき。

手のひらには、
確かな変化が現れます。

最初は、すっと滑っていた指先が、
ある瞬間、ふっと軽くなったり、
吸い付くような重みに変わったりする。

それが、
「もう十分だよ」
という肌からの返事です。

その微かなサインを
キャッチできるのは、
高級な測定器でも、
美容の専門家でもありません。

今、その肌に触れている
あなたの手だけなのです。

わたしたちはいつの間にか、
数字や説明、
外側の情報ばかりを
頼るようになりました。

「3プッシュ使ったから安心」ではなく、
「今、手のひらに返ってきた感触があるから安心」。

その違いは、とても大きい。

手のひらを通して
肌と向き合う時間は、
考えすぎた頭を静かに休ませ、
「今のわたし」に戻してくれます。

思考を止め、
感覚を研ぎ澄ます。

そのとき、手は
最高精度のセンサーとなり、
あなただけの正解を
そっと教えてくれます。

正解は、
美容雑誌の中にも、
誰かの言葉の中にもありません。 

あなたの手が、もう知っているのです。 

お話ししてきた、
複合糖カスケード理論と
肌のあり方。

浸透圧で水を誘い、
出口を整え、
本来の状態へと還し、
手で対話する。

それは、
一時的に何かを足すための
方法ではありません。

肌がもともと持っている
「自ら健やかであろうとする力」を信じ、
それをそっと
支え続けること。

それが、
「美養」の考え方です。

水が、自分で流れる道を
選ぶように。

肌もまた、
手当てに応えて、
自ら美しくなる道を
選びます。

あとがき

最後に、
ひとつだけ伝えたいことがあります。

どんな理論よりも、
どんな知識よりも、
あなたの手がいちばん大切です。

その温度。
そのやわらかさ。
押し返してくる生命力。

それを感じ取れるのは、
世界であなただけの手だから。